WHERE句の条件式 ~比較演算子~
みなさん、こんにちは。
どうも、さいばーきゃっとです。
今回は、以前に解説した「SELECT文の使い方 ~WHERE句~」の続きになります。
上記の記事では、「WHERE句」による行の制限について、説明しました。
そこで、今回は、「WHERE句」の条件式で使用できる演算子について、説明したいと思います。
まずは以下の表をご覧ください。
この「成績表」から、点数が90点以上の行を選択するには、どのようなSELECT文を実行すればいいでしょうか
ここでポイントとなるのが、「条件」は何かです。
今回の条件は「点数が90点以上」ですよね。
条件が「点数が90点以上」の場合、比較演算子の「>=」を使用します。
比較演算子の「>=」を使用したSELECT文は、以下になります。
このSELECT文での実行結果が、以下の表になります。
これが、比較演算子の使用方法です。
比較演算子
ほかにも、条件式で使用できる演算子が多くあります。
以下にまとめてみました。
比較演算子は、様々な行の制限に対応できるので、演算子の種類は必ず覚えるようにしましょう。
特にSQL特有の演算子である、「BETWEEN...AND...」、「IN(値リスト)」、「LIKE」、「IS NULL」のについての使用方法は覚えておくと、非常に便利です。
今回は、「BETWEEN...AND...」、「IN(値リスト)」の使用方法について、説明していきます。
BETWEEN...AND...
唐突ですが、以下の「成績表」から、点数が80~90の範囲に該当する行を選択するには、どのようなSELECT文を実行すればよいでしょうか?
上記のような、値の下限と上限を指定して、その範囲に含まれる行を選択するときは、「BETWEEN...AND...」の演算子を使用します。
この条件に合うSELECT文は、以下になります。
以下が実行結果になります。
IN(値リスト)
唐突ですが、以下の「成績表」から、点数が70、80、96のいずれかに等しい行を選択するに、どのようなSELECT文を実行すればよいでしょうか?
上記のような、値のいずれか等しい行を選択するときは、「IN(値リスト)」の演算子を使用します。
この条件に合うSELECT文は、以下になります。
以下が実行結果になります。
- この「IN(値リスト)」演算子の特徴として、値と値の間を「,」(カンマ)で区切る必要があります。
いかがでしたでしょうか?
条件式と聞いて、難しく感じる方は多いと思います。
まずは、基礎的な比較演算子をマスターし、「WHERE句」を自由自在にあつかえるようにしましょう。
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