とあるITエンジニアたちの備忘録

新米エンジニア5人がお送りする、ちょっとためになる話

SELECT文の使い方 ~WHERE句~

みなさん、こんにちは。

どうも、さいばーきゃっとです。

 

前回は、基本的なSELECT文の使い方を説明しましたので、今回は、行を選択する方法について、解説していきます。

 

今回は下記の表を使用して、解説していきます。

f:id:cloudy0901:20160412003503p:plain

 

前回は、投影したい「列名」のみを表示させました。

しかし、この表で「値段」の列名の「100」のみのデータを投影したい場合は、「SELECT句」と「FROM句」だけでは、投影することができません。

 

このように、条件付きでデータを投影したいときには、「WHERE句」を使用すると、「値段」の列名の「100」のみのデータを投影することができます。

 

WHERE句

WHERE句(ホエア)は、ある条件を満たす行だけを取り出す場合に、使用します。

WHERE句の特徴は、「WHERE句」の後に、行を選択するための条件式を指定する必要があり、また「WHERE句」は、「FROM句」の直下に指定します。

SELECT

FROM

WHERE [条件式]

構文上は、このように記述します。

 

次に、条件式について説明いたします。

条件式

WHERE句の直後に記述する条件式は、左辺、比較演算子、右辺の3つの要素で構成されています。

左辺には「列名」、中央には「比較演算子」、右辺には「列名、定数、値のリスト、式」のいずれかを指定します。

条件式の記述は、以下のようになります。

列名 比較演算子 {列名|定数|値のリスト|式}

 

では、実際に条件式を記述して、野菜一覧から、データをを投影してみましょう。

 

1)「野菜一覧」の表から、「値段」が「100」のデータを投影する場合

 

SQL> SELECT *

 2 FROM ”野菜一覧”

 3 WHERE 値段=100;

 ↓

f:id:cloudy0901:20160412011654p:plain

このように表示されます。

 

2)「野菜一覧」の表から、「収穫時期」が「7月」以上のデータを投影する場合。

 

SQL> SELECT *

 2 FROM ”野菜一覧”

 3 WHERE 収穫時期>=’7月’;

↓ 

f:id:cloudy0901:20160412012006p:plain

 

このように、「WHERE句」を使用することで、より限定的にデータを表示させることができました。

 

WHERE句は、SELECT文の中でも、かなり重要度の高いキーワードです。

まずは、WHERE句の条件式の記述方法を覚えていきましょう。