SQL ~SELECT文~
みなさん、こんにちは。
どうも、サイタマです。
今回は、SQLコマンドの1つである「SELECT」について、解説していきます。
数あるSQLコマンドの中でも、SELECT文は基礎でありながら、非常に重要な役割を持っています。
そもそも、データベースって何のためにあるのでしょうか?
データを管理するため、と答えることが多いと思いますが、このデータを管理するのは、あくまで「手段」であり、「目的」はデータを活用することです。
ここでいうデータの活用とは、すなわち「検索」のことです。
みなさんがグーグルやヤフーの検索エンジンで、情報を検索して、活用していますよね。
みなさんが、いつもグーグルやヤフーでしている検索は、SQLでいう「SELECT文」と一緒なのです。
データベースというのは、活用されて初めて、その真価を発揮することできます。
そのためには、莫大なデータを一元管理できるシステムが必要です。
これを実現可能にしたのが、リレーショナルデータベースです。
本題に戻りましょう。
SELECT文はまさしく、データベースを活用するうえで、最も重要なコマンドなのです。
SELECT文
SELECTコマンドは、SQLのコマンドのタイプに分類すると、データ操作言語(DML)に位置づけられます。
以前も説明したように、このデータ操作言語は、主に「表の行を操作する」時に使用します。
実際にSELECT文は、どのような操作をするのかを説明いたします。
SELECT文の機能は、「表に格納されている行」を取得することです。
また、行を取得する機能には、さらに3つの種類があります。
機能 | 説明 |
---|---|
射影 | 表から取得した行の中から参照したい列を選択できる機能 |
選択 | 表から条件に合った行を取得する機能 |
結合 | 複数の表を値のリンクによって1つにする操作 |
それぞれの機能によって、SELECT文の基本構文は違ってきます。
実際に、どのようにSELECT文を使用するのかを、
次回以降に説明していきます。