ORACLE MASTER BRONZE ～合格～

みなさん、こんにちは。

どうも、さいばーきゃっとです。

私事になりますが、この度念願だった「ORACLE MASTER BRONZE」に合格することができました。

そこで、今回は「DBA 12c」の試験について、お話ししたいと思います。

ORACLE MASTER BRONZE DBA 12c

この試験は、データベース管理者（DBA）のタスクについて問われる試験です。

データベース管理者のタスクは、大きく3つに分類されます。

1. データベースシステムの構築にかかわる作業
2. 日々の運用管理にかかわる作業
3. トラブルシューティング

「データベースシステムの構築に関わる作業」の具体的な作業は、Oracleソフトウェアのインストール、データベースの作成、Oracleネットワーク環境の構成、データベースおよびソフトウェアのアップグレードなどです。

「日々の運用管理にかかわる作業」の具体的な作業は、インスタンスの起動および停止、データベースの記憶領域の管理、バックアップの計画と実行、データベースの監視と、パフォーマンスの監視およびチューニングなどです。

「トラブルシューティング」の具体的な作業は、障害発生時のリカバリの実行、データベースの監視によって判明した問題への対処などです。

上記のタスクの内容をしっかり学習していれば、必ず合格できます。

問題の出題傾向

試験を受験した経験から、オラクル社が受験者にどのような能力を求めているかを考察してみます。

特に「DBA 12c」試験は、問題集や参考書で学習して必ず合格できるとは限りません。しっかり、オラクル社がどのような能力を求めているかを見極めて、学習に取り組まないと、私みたいにギリギリ合格（72％）になります。

まずは、「データベースシステムの構築にかかわる作業」の問題傾向についてです。

ここでは、オラクルで使用する各種ツールがどのような機能と役割を持っているのかが問われます。

例えば、OracleソフトウェアをインストールするOracle Univarsal Installer や、データベースを作成するOracle Database Configuration Assistant、ほかにはネットワークの構成を行うOracle Net Managerなどの機能や役割を理解しているかが問われます。

次に、「日々の運用管理にかかわる作業」の問題傾向についてです。

ここでは、データベース全体の仕組み及び、データベースを運用する際にどのような運用方法があるのか、バックアップ方法はどのような種類があるのか、などが問われます。

例えば、インスタンスの概要や、データベースの記憶領域の概要、各種バックアップの概要、データベースの監視の概要について問われます。

「DBA 12c」試験では、この「運用」に関わる作業が重要になってきます。

まずは、しっかり用語の意味を覚えることをお勧めします。

最後に、「トラブルシューティングの作業」の問題傾向についてです。

ここでは、データベースの障害発生時にどのような手順でデータのリカバリを行うかが問われます。

例えば、インスタンスの障害が発生した際には、どのようなリカバリ方法を行なえばよいのか、などが問われます。

ここで重要になるのが、トラブルシューティングに関する問題は、「運用」の知識がなければ、回答することができません。

なぜなら、データのリカバリをする際に、どのような「運用」をしていたのか、どのような「バックアップ」をしていたのかにより、リカバリ方法が違うからです。

そのため、用語を覚えたからといって、回答できる問題は少ないです。

まとめ

「DBA 12c」試験は、とにかく用語を覚えることや、練習問題をたくさん解くといった学習方法は相性が悪いと感じます。

なぜなら、市販で販売されている問題集や参考書は、オラクルデータベースの用語解説がメインである一方、オラクル社の試験では、用語の意味についてあまり問われないからです。

一番、効率の良い勉強方法は、オラクル社の試験で出題される問題形式に似ている問題を多く解くことです。

そこで、「DBA 12c」の試験を学習するときに、おすすめな問題集を紹介します。

いわゆう白本というやつです。 

【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Bronze[Bronze DBA 12c](試験番号:1Z0-065)完全詳解+精選問題集 (オラクルマスタースタディガイド)

この問題集には、模擬問題が用意されているのですが、そこの問題は試験に出題される問題の形式と似ているので、非常に学習がしやすいです。