とあるITエンジニアたちの備忘録

新米エンジニア5人がお送りする、ちょっとためになる話

~ネーミングメソッド~

みなさん、こんにちは。

どうも、さいばーきゃっとです。

 

今回は、クライアントとOracleサーバを接続するためのネットワークについて解説していきます。

クライアントからネットワークを介して、Oracleサーバにアクセスするには、サーバ側だけでなく、クライアント側の設定も必要です。クライアント側には接続先の情報を設定します。接続先の情報は「接続記述子」と呼ばれる、ネットワーク接続の宛先を示す特殊はフォーマットの記述子で表します。また、Oracleサーバには、クライアント側の接続情報を容易にするために「ネットサービス名」という「接続識別子」を使用して接続する方法があります。

 

ネーミングメソッド

クライアントがデータベースに接続するときには、クライアントが接続識別子を接続記述子に変換するために使用する名前解決メソッドが存在します。
これをネーミングメソッドと呼びます。
Oracleでは次の4種類のネーミングメソッドがあります。

  • ローカルネーミング
  • 簡易接続ネーミング
  • ディレクトリネーミング
  • 外部ネーミング

今回は、ローカルネーミングについて、紹介していきます。 

 

ローカルネーミング

ローカルネーミングでは、あらかじめクライアント側に保存しておいた「tnsnames.ora(名前解決ファイル)」を使用して、Oracleサーバの「接続識別子(ネットサービス名)」を指定します。「tnsnames.ora」は、Windowsの「hosts」に近い役割を持っています。

ローカルネーミングは最も一般的なネーミングメソッドです。Oracleサーバに接続できないときは、この「tnsnames.ora」が原因であることが多いです。
ぜひ、ご自身のネットワーク設定を確かめてみるといいかもしれません。