とあるITエンジニアたちの備忘録

新米エンジニア5人がお送りする、ちょっとためになる話

~データベースの停止~

みなさん、こんにちは。

どうも、さいばーきゃっとです。

 

先週は「データベースの起動」について解説しましたので、今回はデータベースの停止について解説していきたいと思います。

データベースの停止

データベースを停止するには、データベースの起動と同様に、SYSDBA権限またはSYSOPER権限を持ったユーザでOracleデータベースに接続する必要があります。

データベースの停止には4つの停止モードがあります。4つの停止モードを以下の表にまとめてみました。

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各停止モードの違いは、「停止処理を開始するまでに、どの処理まで待機するか」です。各停止モードの特徴は以下にまとめました。

SHUTDOWN NORMAL(標準)

SHUTDOWN NORMALの特徴は以下のとおりです。

  • セッションの新規接続は不可
  • 全ユーザが切断するまで待機して停止処理を開始
  • 次回起動時にインスタンスリカバリを行う必要はない

SHUTDOWN TRANSACTIONAL(トランザクション)

SHUTDOWN TRANSACTIONALの特徴は以下のとおりです。

SHUTDOWN IMMEDIATE(即時)

SHUTDOWN IMMEDIATEの特徴は以下のとおりです。

SHUTDOWN ABORT(中断)

SHUTDOWN ABORTの特徴は以下のとおりです。

 ※)このモードは、緊急停止用の停止モードです。上記の停止モードが使用できない場合に使用します

 

停止モードの特徴を一覧表にまとめてみました。

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各停止モードの特徴は、実務においても非常に重要になってくるので必ず覚えましょう。