単一行関数 ~数値関数の紹介~
みなさん、こんにちは
どうも、さいばーきゃっとです。
今回は、オラクルデータベースで使用される数値関数を解説したいと思います。
まずは簡単に、数値関数の概要について説明いたします。
簡単にいうと、数値関数は、数値データを受け取り、数値データで戻す関数です。
この数値関数を使用することで、数値データを四捨五入できたり、切り捨てることができます。
今回は数値関数の中でも、主要な2つをピックアップして紹介しいこうと思います。
今回も、分かりやすく解説するため、以下の表を使用して解説していきます。
ROUNDO関数
ROUND関数は、数値データを四捨五入する関数です。
構文は以下になります。
「数値」に、列名を指定することで、列に格納されているすべての値に、関数の処理がされます。
「n」には、小数点以下の桁を指定します。例えば、「n」に「1」の値を指定した場合、小数点以下第一位になるように、小数点以下第二位を四捨五入します。
また、「n」には、負の値を指定することができます。例えば、「-1」を指定した場合、1の位を四捨五入します。
以下の例では、「数値」列の値を少数点第一位になるように、小数点以下第二位を四捨五入しています。
次は、「n」に「-1」の値を指定して「数値」列の値を、1の位で四捨五入します。
では最後に、「n」が省略された場合、どのように表示されるか確認しましょう。
上記のように、「n」が省略された場合は、整数値になるように、小数点以下第一位を四捨五入します。
TRUNC関数
TRUNC関数は、数値データを切り捨てる関数です。
構文は、以下になります。
ROUND関数と同様、
「数値」に、列名を指定することで、列に格納されているすべての値に、関数の処理がされます。
「n」には、小数点以下の桁を指定します。例えば、「n」に「1」の値を指定した場合、小数点以下第一位になるように、小数点以下第二位を切り捨てます。
また、「n」には、負の値を指定することができます。例えば、「-1」を指定した場合、1の位を切り捨てます。
以下の例では、「数値」列の値を少数点第一位になるように、小数点以下第二位を切り捨てます。
次は、「n」に「-1」の値を指定して「数値」列の値を、1の位で切り捨てます。
では最後に、「n」が省略された場合、どのように表示されるか確認しましょう。
ROUND関数同様、「n」が省略された場合は、整数値になるように、小数点以下第一位を切り捨てます。
いかがだったでしょうか。
数値関数は、文字関数よりも簡単かなと思います。
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