とあるITエンジニアたちの備忘録

新米エンジニア5人がお送りする、ちょっとためになる話

単一行関数 ~文字関数~

みなさん、こんにちは。

どうも、さいばーきゃっとです。

 

今回は、前回の続きで、単一行関数の文字関数について、解説していきます。

 

前回の続き

itsoldier0901.hatenablog.com

 

前回の補足(基本構文など)

まずは、前回の記事で触れなかった単一行関数の基本構文について、補足します。

 

単一行関数の使用方法

主にSELECT句中心に使用しますが、そのほかにも、WHERE句や、ORDER BY句などでも使用できます。

 

単一行関数の基本構文は以下のとおりです。

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単一行関数は、0個以上(※)の引数を受け入れて、1つの値を戻します。引数には、定数(リテラル)、変数値、列名、式のいずれかを指定できます。関数ごとに、引数の数、データ型、指定順などが異なりますので、具体的な引数については各関数の解説時に説明いたします。

 

※0個以上:単一行関数の中には、引数を受け入れない(引数0個)の関数が存在します。(例:SYSDATE関数)

 

文字関数

文字関数は、文字データ(CHAR型、VARCHAR型)を受け取り、文字データ(一部数値データもあり)で戻す関数です。文字関数は、大きく「大文字・小文字変数関数」と「文字操作関数」の2つに分類できます。

 

大文字・小文字変数関数

大文字・小文字変数関数 は、引数として受け入れた文字データ(CHAR型、VARCHAR型)を、大文字・小文字に変換します。

以下に代表的な大文字・小文字変数関数を一覧にしてみました。

関数一覧

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文字操作関数

文字操作関数は、引数として受け入れた文字データ(CHAR型、VARCHAR型)に対して、各種の操作(文字の置き換えや文字関数のカウントなど)を行います。

以下に、代表的な文字操作関数を一覧にしました。

関数一覧

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今回は、文字関数の概要と、各関数の紹介のみになってしまいましたが、次回に各関数ごとの解説を行います。