単一行関数 ~文字関数~
みなさん、こんにちは。
どうも、さいばーきゃっとです。
今回は、前回の続きで、単一行関数の文字関数について、解説していきます。
前回の続き
前回の補足(基本構文など)
まずは、前回の記事で触れなかった単一行関数の基本構文について、補足します。
単一行関数の使用方法
主にSELECT句中心に使用しますが、そのほかにも、WHERE句や、ORDER BY句などでも使用できます。
単一行関数の基本構文は以下のとおりです。
単一行関数は、0個以上(※)の引数を受け入れて、1つの値を戻します。引数には、定数(リテラル)、変数値、列名、式のいずれかを指定できます。関数ごとに、引数の数、データ型、指定順などが異なりますので、具体的な引数については各関数の解説時に説明いたします。
※0個以上:単一行関数の中には、引数を受け入れない(引数0個)の関数が存在します。(例:SYSDATE関数)
文字関数
文字関数は、文字データ(CHAR型、VARCHAR型)を受け取り、文字データ(一部数値データもあり)で戻す関数です。文字関数は、大きく「大文字・小文字変数関数」と「文字操作関数」の2つに分類できます。
大文字・小文字変数関数
大文字・小文字変数関数 は、引数として受け入れた文字データ(CHAR型、VARCHAR型)を、大文字・小文字に変換します。
以下に代表的な大文字・小文字変数関数を一覧にしてみました。
関数一覧
文字操作関数
文字操作関数は、引数として受け入れた文字データ(CHAR型、VARCHAR型)に対して、各種の操作(文字の置き換えや文字関数のカウントなど)を行います。
以下に、代表的な文字操作関数を一覧にしました。
関数一覧
今回は、文字関数の概要と、各関数の紹介のみになってしまいましたが、次回に各関数ごとの解説を行います。