SQL関数 ~単一行関数とグループ関数~
みなさん、こんにちは。
どうも、さいばーきゃっとです。
今回から、オラクルデータベースで使用できるSQL関数について、解説していこうと思います。
私自身、このSQL関数の習得は大変苦労しました。
関数自体は、エクセルで使用する機会が多くあったので、苦手意識はなかったのですが、SQL関数は多くの種類が存在するので、一個一個覚えるのに苦労しました。
上記のような経験から、このSQL関数は、丁寧に解説していこうと思います。
SQL関数
オラクルデータベースには、さまざまな処理を行うため、多くのSQL関数(SQLファンクション)があらかじめ組み込まれています。
SQL関数は、大きく「単一行関数」と「グループ関数」の2種類に分類されます。
この「単一行関数」と「グループ関数」は、SQL上で異なる処理を行いますので、両者の性質の違いを、必ず理解しておきましょう。
単一行関数
単一行関数は、「1件の入力データごとに処理を行い、入力データごとに結果を1つ戻す関数」です。
例えば、単一行関数で3件のデータを処理すると、3つの結果が戻されます。
言葉では、イメージしずらいので、以下に図を作成しました。
上記のように、
・)「microsft」→「MICROSOFT」
各データごとに、結果を戻すことができるのが、単一行関数の特徴です。
グループ関数
一方、グループ関数は、「複数件の入力データをグループ化して、集計処理を行った結果を1つだけ戻す関数」です。
例えば、グループ関数で複数件のデータを処理すると、結果は常に1つだけ戻されます。
こちらも、言葉では、イメージしずらいので、以下に図を作成しました。
上記のように、
・)「apple」
・)「microsoft」 → 「3件」
・)「google」
複数のデータを、1つの結果(上記であれば「3件」)として、戻すことができるのが、グループ関数の特徴です。
単一行関数の種類
単一行関数には、結果で戻されるときのデータのデータ型や、処理内容などによって、いくつかの種類に分類されます。
以下に、単一行関数の種類をまとめました。
単一行関数の種類
単一行関数は、上記の表のように、大きく5つの種類に分類されます。
SQL関数は、数多く存在するので、まずはしっかりと種類ごとの性質を整理して、それぞれのSQL関数の使用方法を、覚えていきましょう。
次回以降から、さらに単一行関数について、触れていきます。