とあるITエンジニアたちの備忘録

新米エンジニア5人がお送りする、ちょっとためになる話

仮想マシン(VM)を知ろう!

みなさん、こんにちは。

どうも、サイタマです。

 

前回は仮想環境について、説明しましたので、今回は「仮想マシンVM)」について、さらに深く触れていきたいと思います。

 

仮想マシン

仮想マシンVM)は、コンピュータ上に仮想環境を構築し、異なるOSを動かすことができるソフトウェアのことです。

 

よく仮想環境を構築するソフトウェアを「エミュレータ」と呼びます。

あまりなじみのない言葉ですので、イメージしにくい方も多いと思います。

IT業界で使う「エミュレータ」とは、模倣装置によるシミュレーションというイメージで問題ありません。

ですので、「エミュレータ」=「仮想マシン」と覚えるのがいいでしょう。

 

一番身近なもので説明すると、「ゲームエミュレータ」が理解しやすいのではないでしょうか。

 

例えば、この「ゲームエミュレータ」を使用すれば、PlayStation4で、WiiUのシステムを模倣しPlayStation4の本体で、WiiU専用のソフトウェアが使用できるというイメージです。

 

つまり、PlayStation4のシステム上に、WiiUのシステムも仮想的に構築したことになります。

 

このようなことができるのが、「仮想マシン」の特徴なのです。

 

仮想マシンのメリット

 上記の説明は、仮想マシンの用途の一例にすぎません。

実際は、

  1. 新しいシステムで、古いソフトウェアを実行する場合(互換性)
  2. コンピュータ上で、異なるOSを同時に実行させる環境を構築する場合

で使用されることが多いです。

 

メリットとしては、

仮想マシン」がフリーズしたり、OSに不具合が発生した場合に、「仮想マシン」を終了させれば、メインのシステムに影響しないという点があげられます。

 

仮想マシン」自体が、メインのシステムと独立しているので、もし「仮想マシン」に不具合が生じても、もとのOSである Windows に影響はなく、簡単に再起動させることができます。

 

さらに「仮想マシン」は、通常のアプリケーションのようにウィンドウで起動するので、他のアプリケーションと同時平行で作動できるのもメリットの1つです。

 

また、専門的知識も必要なく、現在のOS、保存しているデータをそのまま残したまま、別のOSを稼動させることができるので、初心者の方でも、安心して使用することができます。

 

仮想マシンについての勉強が一通り終えたら、オラクルの仮想環境を構築する予定です。