とあるITエンジニアたちの備忘録

新米エンジニア5人がお送りする、ちょっとためになる話

~tnsnames.oraの構文~

みなさん、こんにちは。

どうも、さいばーきゃっとです。

 

最近、「tnsnames.ora」の記述構文に違いがあることを知りました。ですので、今回は「tnsnames.ora」ファイルに記述されている基本的な構文について、解説していきます。

 基本的な構文

「tnsnames.ora」ファイルの基本的な構文は以下になります。

基本的な構文
[net_service_name] = 
 (DESCRIPTION = 
   (ADDRESS = [protocol_address_information]) 
   (CONNECT_DATA = 
     (SERVICE_NAME = [service_name]) 
   ) 
 )

 

  • [net_service_name] ➡ ネットサービス名

ネットサービス名は、SQL*Plus などでネット経由でデータベースに接続する場合にデータベースを特定する名前を入力します。

  • [protocol_address_information] ➡ プロトコル・アドレス・セクション

プロトコル・アドレス・セクションは、接続する方法によって記述する書式が異なります。TCP による接続の場合には、接続先となるサーバのホスト名、ポート番号を入力します。
以下が書式例になります。

ADDRESS=( (PROTOCOL=TCP)(HOST=ホスト名または IPアドレス)(PORT=リスナのポート番号) )
  • [service_name] ➡ サービス名

サービス名は、1つインスタンス、または、同じ機能を提供(=サービス)する複数インスタンスの集合体を特定する名称を入力します。